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余暇ツーリズム学会での発表

9月12日、余暇ツーリズム学会全国大会@大阪学院大学にて、「シリアスレジャーの「楽しくなさ」からアイデンティティを描く」という研究発表をする。

シリアスレジャー・パースペクティブが余暇学者だけでなく、人々が自身の趣味について語るための道具になること、ふだんの趣味縁を超えて趣味を語ることが公共圏の種になりうることは、昨年度『社会教育学研究』に書いた。

ただ、そのためにはシリアスレジャー・パースペクティブの側で、「コスト」に関する理論の拡充が必要だと考えている。コストはシリアスレジャーを実践するからこそ生じる「楽しくなさ」のことで、お金や時間がかかること、家族ともめること、心理的な負担を感じること・・・などが含まれる。コストの研究はこれまでも行われているが、「結局は「楽しさ」の方が上回るので問題外」といった結論が書かれがちで(これはステビンスの影響が強い)、ほんまに?というのが課題意識としてある。

「楽しくなさ」は、口にすると業界批判のようになって角が立つし、「考えすぎだよ」と軽くあしらわれもするので、わざわざ語られないケースもある。けれど、そこで感じされている「楽しくなさ」にこそ、その人にとっての趣味が色濃く表れ、またみんなで検討すべき「議題」が含まれているのではないか。というところを見据えながら、理論的な整理と「楽しくなさ」を尋ねる研究設計について報告する予定。